貝の右巻き、左巻き。どちらが多いか知ってますか?
こんにちは、東大工学部出身という異色の経歴をもつ整体師、ちゅうしん整体院 院長の村山俊介です。

ちなみにこの経歴は、技術力勝負の世界においてはまったく役には立ちませんが(笑)
さて、そんな経歴が関係あるのか、普段からサイエンスに関する情報を仕入れるのは結構好きです。もはや定番の一般向けに読みやすい科学雑誌「Newton(ニュートン)
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ちなみに、下の写真はカタツムリなのですが、何を隠そう、カタツムリは貝に分類されるのです。陸上に生息するけど、貝なんですね。「虫」ではありません。

面白いことに、貝はすべて右巻きなのですが、カタツムリの中には、ごくまれに左巻きの種が存在するのだそうです。そして、なぜ右巻きの種ばかりが繫栄し、左巻きの種は少ないのかを解き明かそうというのがこちらの書籍です。
筆者は、かたつむりを食べるヘビ「イワサキセダカヘビ」は、右巻きのかたつむりだけを食べるのに特化している・・・なぜなら、世の中のカタツムリはほとんどが右巻きだから。という仮説をもとに、左巻きのカタツムリの生息域が、イワサキセダカヘビの生息域に大きく重なると考えました。なぜなら、左巻きの方が食べられにくく、生存に有利だから、というわけです。
そこで、このヘビは右利きである、つまり右巻きを捕食するのに特化している、ということを観察して明らかにしようとするのです。これが、本書のクライマックス!非常にエキサイティングな内容でした。
はじめは、このヘビの骨格に着目して、歯の本数が左右で比較すると明らかに左の方が多いことに着目するんですね。そして、その本数の違いは、捕食時の左右の顎の使い方に違いがあるからなのではないかと考えるわけです。あたかも、私たちが、左手でお茶碗をもって、右手で箸をもつように、左の顎と右の顎が違う役割を果たしているというわけですね。
ちなみに、ヘビの下あごは左右で分かれていて、ばらばらに動くことができるのだそうです。だから、まさに我々にとっての右手と左手のような関係なのですね。
さらに、歯の本数が何に寄与しているのかという点についても、このページの後に続いて詳しく考察しています。気になる方はぜひ読んでみてください。
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ちなみにこの経歴は、技術力勝負の世界においてはまったく役には立ちませんが(笑)
さて、そんな経歴が関係あるのか、普段からサイエンスに関する情報を仕入れるのは結構好きです。もはや定番の一般向けに読みやすい科学雑誌「Newton(ニュートン)
巻貝の巻き方は右巻き?それとも左巻き?
そもそも、巻き方の向きに決まりがあるのか、ということ自体初耳ですよね?実は、海に生息する貝はすべて右巻きなのだそうです。右巻というのは、下の写真のように、中心から外に向かって描く螺旋が右回りの方向であるということです。ちなみに、下の写真はカタツムリなのですが、何を隠そう、カタツムリは貝に分類されるのです。陸上に生息するけど、貝なんですね。「虫」ではありません。

面白いことに、貝はすべて右巻きなのですが、カタツムリの中には、ごくまれに左巻きの種が存在するのだそうです。そして、なぜ右巻きの種ばかりが繫栄し、左巻きの種は少ないのかを解き明かそうというのがこちらの書籍です。
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書名:右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)
- 著者:細 将貴
- 出版社: 東海大学出版会 (2012/02)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4486018451
- ISBN-13: 978-4486018452
かたつむりを食べる蛇は右利きなのでは?

そこで、このヘビは右利きである、つまり右巻きを捕食するのに特化している、ということを観察して明らかにしようとするのです。これが、本書のクライマックス!非常にエキサイティングな内容でした。
はじめは、このヘビの骨格に着目して、歯の本数が左右で比較すると明らかに左の方が多いことに着目するんですね。そして、その本数の違いは、捕食時の左右の顎の使い方に違いがあるからなのではないかと考えるわけです。あたかも、私たちが、左手でお茶碗をもって、右手で箸をもつように、左の顎と右の顎が違う役割を果たしているというわけですね。
ちなみに、ヘビの下あごは左右で分かれていて、ばらばらに動くことができるのだそうです。だから、まさに我々にとっての右手と左手のような関係なのですね。
歯の本数よりももっと明らかな左右非対称性が見つかった!
ところが実際にこのヘビがカタツムリを捕食するところを観察してみると、もっと明らかな、左右の非対称性が見つかったのです。それは、かみつくときに、首をどちらに倒すかということなのです。必ず左に首をひねってかみつくのだそうです。そして、このことが右巻きのカタツムリを食べるのには有利で、左巻きには不利であることの決定的な要因となるのですが、これを詳しく説明するには図が必要になるので、実際に本書をお手に取って読まれるといいかと思います。p.148-149をご参照ください。さらに、歯の本数が何に寄与しているのかという点についても、このページの後に続いて詳しく考察しています。気になる方はぜひ読んでみてください。
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