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院長日記

加齢とともに「体が硬くなる」ってどういうこと?

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よくみなさん、筋肉を動かさないから、体が硬くなるっていいます。確かに、筋肉を動かし続ければ、柔らかい体を保つことができるかもしれない。

でも、それだけではないと思いませんか?たとえば、体を動かしている習慣は若いころから変えていなかったとしても、たとえばプロ野球選手など、年齢を重ねると次第に、同じトレーニング量では体の柔軟性を保つことができなくなってくるということは周知の事実ですよね。その原因は筋肉が固くなっているからではありません。コラーゲンなどの結合組織に原因があるのです。

まずはコラーゲンとは何か、とうところから見ていきましょう。

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体内におけるコラーゲンの役割


いろいろな組織の間をつないで、丈夫な構造にするために存在しているたんぱく質の一種。体を構成している全たんぱく質の約30%を占めています。たとえば骨というのも、カルシウムだけでできていたとしたら、簡単にぽっきりと折れてしまいます。コラーゲンの組織が間をつないでいるからこそ、骨はただ硬いだけではなく、ある程度弾力があり、かつ折れにくいのです。硬ければ丈夫というわけではないのですね。

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体内における全コラーゲンの約40%は皮膚に、約10~20%は骨や軟骨に存在し、他にも血管や内臓など全身に広く分布しています。コラーゲンは細胞同士を結び付ける役割を担っており、骨や軟骨、皮膚、内臓の内側に存在している支持組織と呼ばれる組織に存在します。コラーゲンは、体の内側から他の組織を支え、細胞や組織を結びつけ、外との境界をつくる働きをしています。また、皮膚や腱などではコラーゲン同士が結びつくことでできる弾力に富んだ強固なコラーゲン線維が形成されています。(⇒詳しくはこちらのサイトをご覧ください「コラーゲン|成分情報|わかさの秘密」)

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加齢とコラーゲンの関係


さて、本題に戻ります。なぜ加齢とともに体が硬くなっていくのかということですが、筋肉が硬くなっていく、というよりもコラーゲンが硬くなっていく、という方が的を射ています。コラーゲンは細胞間をつないで丈夫にする役割がありますので、ほぼ体全体の体の硬さに影響してしまいます。結果的に筋肉そのものの柔軟性にも影響をおよぼします。

では、コラーゲンはなぜ加齢とともに硬くなってしまうのでしょうか?コラーゲンというたんぱく質は何本もの分子が集まって繊維状になっていますが、その分子どうしのつながりはもともとそれほど強く結びついているわけではありません。しかし、加齢とともに分子どうしが化学変化を起こし、徐々に強く結合していくのです。それによって、コラーゲンがつくっている繊維には柔軟性がなくなり、硬い繊維になっていきます。さらに、繊維と繊維の間も硬く結びついていくことで、線の硬さが⇒面の硬さ⇒立体の硬さと、三次元に拡張されていきます。

こうして、体の内部のあらゆる細胞間の結合が、柔軟性を失い、硬くなっていきます。これは筋肉だけでなく、皮膚、軟骨、骨といったあらゆる、体を支える組織が硬くなることを意味しています。

腰痛・肩こりなどによる筋肉の硬さは、加齢とは関係ない

ところで、みなさんの身の回りにいる、ご家族とか友人とかを考えてみてほしいのですが、体が柔らかいのに腰痛の人(たとえばバレエダンサーとか)もいれば、体ががちがちなのに(足首が硬すぎてしゃがめないとか)まったく腰痛を経験したことがない人とかいませんか?

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このような方は世間的に見ても非常に多いのです。では、腰痛や肩こりだと体が硬いというのはまったくの嘘なのでしょうか?というと、決してそんなことはありません。多くの場合は、実際に体が硬くなるのです。しかし、必ず硬くなるわけでもないのです。

どうして、腰痛・肩こりなのに、体がとても柔らかい人がいるのでしょうか?いやいや、実際にはその人なりに硬くなっているのです。しかし、日頃から柔軟などをやることにより、柔らかく見えるようにごまかしているのです。 そのことについて詳しく見ていきましょう。

そもそも、肩こり・腰痛で筋肉が硬くなるとき、筋肉の内部では何が起こっているのでしょうか?たとえば、度重なる疲労が蓄積したり、あるいは急激な運動により、筋肉の細胞がダメージを受けてしまった場合、その筋肉を保護しようとして、体の細胞はその周辺にカルシウムを沈着させて、その筋肉を硬くしていきます。これは、意味があって行われていることなので、その時点では必要なことなのですが、度が過ぎると、筋肉が硬くなりすぎてしまったために、内部に血流が通りにくくなってしまい、沈着したカルシウムを洗い流せなくなってしまいます。そうすると、すでに筋肉のダメージはなくなっていて、いますぐにでも正常に戻れる状態になっているのにも関わらず、カルシウムを取り除くことができず、いつまでたっても硬いままになってしまいます。

しかも、悪いことに、カルシウムがたまって硬くなってしまった筋肉は動かせば動かすほど、細胞レベルのミクロな断裂が起こりやすくなってしまいます。すると、ふたたびカルシウムをためる必要が出てしまい、いつまでたっても、カルシウムを取り除くことができないどころかダメージからの回復もままならなくなってしまいます。

このような筋肉の硬さが続くと、今度は体の細胞が、なんとかそこに血流を流し込むために、血管を広げて血流の流れをよくするための物質を出し始めます。これは、ウイルスの感染などの際にも表れる、炎症を起こす物質です。これを神経が感知することで痛みやこりの感覚を脳が感じ始めるのです。

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ところで、このような筋肉の硬さはカルシウムの沈着によるものであって、その筋肉本来の柔軟性とは関係ありません。たとえその人が生まれつき柔らかい筋肉をもっていようと、硬い筋肉をもっていようと、カルシウムがたまっていなければ痛みやこりは感じません。逆に、カルシウムがたまっていても、無理して柔軟体操を続けていれば、筋肉が柔らかいようにみせかけることができます。なぜなら、カルシウムがたまっているところ以外の筋肉を極限まで伸ばすことで、カルシウムがたまってしまっている筋肉の硬さを補って、体全体をやわらかく見せることができるからです。

このような理由から、体が柔らかくても腰痛がある人がいれば、体が硬くても腰痛がない人もいるのです。しかし、たとえ見かけ上柔らかく見えている人であっても、腰痛を感じていれば、筋肉の一部は必ず硬くなっているはずです。

このようなカルシウムの沈着に由来する筋肉の硬さは、加齢による体の硬さとはまったく別のものです。加齢による体の硬さは主に、コラーゲンなどの繊維質のたんぱく質が硬くなることなのであって、筋肉内部のカルシウムの沈着ではないからです。また、加齢による体の硬さは筋肉だけに限定されるものではありません。靭帯や軟骨、皮膚、骨などコラーゲンを含むあらゆる組織が硬くなっていくのが、加齢による現象なのです。

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2017年10月04日 更新

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